筧康明が主宰する東京大学大学院の研究グループのメンバーによる共同制作
Kuan-Ju Wu + 開元 宏樹+筧 康明
筧康明が主宰する東京大学大学院の研究グループのメンバーによる共同制作。フィジカルインタフェースや素材研究を軸に、メディアアート、デザイン領域の活動を展開する。Ars Electronica Festivalや文化庁メディア芸術祭などに出展、受賞。
いちかわ芸術祭では、特設コーナーに作られた暗室で「Signs of Water」を展示します。
本作「Signs of Water」は、生命や自然に不可欠な素材である水を用いて、コンピュータ制御と水面のマテリアリティを結合させる試みを行うインスタレーション作品です。超音波振動を水槽の底面裏から与えることで、水面にピクセル状の隆起を生み出します。この隆起は、プログラムによって動的かつ機敏に操作され、水面上に多様なアニメーションを形成します。同時に、光の反射や水面の揺らぎを通じて、デジタル制御下であっても水はそのマテリアリティを保持し、隆起が消失した後はすぐに自然な佇まいを取り戻します。本作は、自然と人間の間の豊かな関係を、メディア技術を通じてどのように創造(または再構築)することができるかを問いかけます。
Our work ‘Signs of Water’ is an installation that utilizes water, a material essential for life and nature, to explore the integration of its materiality with computer-controlled expression. Ultrasonic vibrations applied from beneath the water tank’s bottom surface create pixel-like swells on the water. These elevations are dynamically and sensitively controlled by computational programming, forming a variety of animations on the water’s surface. Despite being under digital manipulation, the water retains its inherent properties through reflections and ripples, reverting quickly to its natural state after the swells subside. This piece raises a question: how can media technology be used to create (or recreate) a rich interplay or relationship between nature and humans?
会期:2024年1月16日(火)―3月10日(日)
会場:千葉県立現代産業科学館
開館時間:9:00―16:30 最終入館は 16:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、2 月 27 日(火)
入館の際は千葉県立現代産業科学館の入館料が必要です。
一般 300 円/高・大学生 150 円 *中学生以下・65 歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料
主催:千葉県誕生 150 周年記念いちかわ芸術祭実行委員会
いちかわ芸術祭
https://ichikawa-artfest.jp/